2006年06月04日

漢方薬による風邪・流感(インフルエンザ)の治療法私案

    風邪(インフルエンザも含む)の一般的な治療方法私案


〔基本方剤〕「@銀翹散製剤(天津感冒片・涼解楽など)」と「A板藍根」


 風邪・インフルエンザ・扁桃腺炎などの急性熱性疾患で、咽喉(のど)の痛み・咳嗽(せき)・頭痛などがあり、
※寒気が強く首の真裏が凝り、そこを温めて気持ちがよい場合は葛根湯を併用。
※寒気が強いときや胃弱の人は「B参蘇飲」を併用。
※無色透明な鼻水が顕著で寒気も目立ち、あるいは水瀉性下痢や吐き下しの合併では必ず「Cかっこう正気散(かっこうしょうきさん)」あるいは五苓散を併用。



★こじれそうな場合の対処方法

●熱感が強かったり高熱の持続では @Aに「D地竜(ミミズ)」を併
                  用。(牛黄製剤も有効)。

●鼻詰まりがひどい場合       @Aに「E辛夷清肺湯」を併用。
                  
●咽喉(のど)の乾燥が顕著な場合   @Aに「F滋陰降下湯」を併用。  

●胸痛や胸部に違和感や熱感がある  @Aに「G小陥胸湯」を併用。

●咳で胸が痛く胸部に熱感がある   @AにEGを併用。重症では必ず
                  「I白花蛇舌草」も追加する。もしも                  乾燥刺激感が強ければFも併用。

●腎盂腎炎を併発した場合      @Aに「H猪苓湯」と「I白花蛇
                  舌草」を併用。


 以上をヒントに適宜組合せを工夫すれば、比較的短期間で治癒することが可能である。
 但し、体質と症状によって配合が微妙に異なり、病状によっては、上記の漢方薬以外のものも使用することがあるのは当然である。

 風邪や流行性感冒(インフルエンザ)のようなウイルス感染症は、中医学においてはA板藍根が基本で、最初から最後まで、また日頃からの予防にも必需品となっている。
 もしも、細菌感染を合併して治りが遅い場合は「I白花蛇舌草」の併用も考慮されるのが、やはり中医学的な考え方であろう。
posted by ヒゲ爺 at 16:53| レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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